子バエのプーコ

ども岩崎です。


東京に出て来て間もない頃、

なんとなく書いた昔のブログのことを思い出して

久しぶりに見直してみたら思わず笑ってしまいました。

ブラマヨ吉田氏ヨロシクの『どうかしてるぜ』でした。

そこで、これは今一度みなさんにお伝えせねば!と思いコピペさせてもらいます。

よかったら読んでください♪


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俺は去年、初めて東京の梅雨&夏を経験した。

そんでびっくりしたのが、自分の家が虫の巣窟になっていた。
突然、都会には似つかわしくないサイズのクモが現れたり、
散らかってるCDとCDの間にちっさいイモリが死んでたりもした。
イモリってたしか家守るんよなぁ~


そんな虫の夏休みにも慣れ始めた頃、
俺の家に一匹の子バエがやってきた。


俺はいつものように、ぱちんっと奴めがけ何度も手を打ち合わした。

ぱちん!ぱっと手の中をのぞく。
ぷ~ん。あっ逃げた。

またしばらくして、

ぱちん!今度こそ殺ったやろ。
ぷ~ん。そんな俺を尻目に奴は逃げた。

俺はなんかムキになって、確実に殺しに入った。戦闘態勢である。

ぱちーん!!諸行無常の響きありだった。
ぜったい死んだ。だってヒットするとき奴の姿があったもん。


手の平をのぞいたら、奴は俺の指にかわいらしくも止まっていた。いや、むしろなついていた。









俺はその子バエを飼った。







名前はプーコ。


疲れて家に帰って来ても、プーコは俺の周りをぶんぶん飛び回る。俺は優しい気持ちになる。
プーコ、いつも俺を励ましてくれてありがとうな。
感謝も忘れないのである。



だが、プーコはいつの間にか産卵の時期に入っていたようだった。
つがいになったんだね、プーコ。。。

と、親心の気持ちを捨てきれないまま、時が流れた。



やがて子供たちは大きくなり、かなり大量の数の子バエが俺の周りを旋回するようになっていた。
そこで初めて気がついた。












プーコどれかわからん。








次第にあまりの数の多さにだんだん腹がたってきた。


俺は思わずバルサンを炊いていた。

俺のプーコへの思いと一緒に、死んでもらおう。とおもったのだ。
だが皮肉にも、用意したバルサンは子バエにはきかない類いの殺虫剤だった。


俺はプーコに初めて会ったあの日のように、絶対に殺したくなった。粘着タイプの止まり木みたいなんも買って来て、そこに何匹か犠牲にもなっていた。

でもそれでも、やはりすべてのハエを退治する事(プーコ探しの旅)は不可能だった。

ハエ退治(プーコ追悼)にもほとほと疲れ、また放置していたら、季節がいつの間にか変わっていた。

冬になって彼らはこつ然と姿を消したのだった。
変わらない風景だけど、少し寂しさにも似た哀愁が、ほんのりと俺の部屋を覆った。


時が経つってこういうことなんだなと思った。

でも最近になって、また子バエたちが俺の部屋に里帰りしにやってきた。そうかもうすぐ夏休みのシーズンだもんね。

プーコへの淡い期待と裏腹に、俺は粘着止まり木の準備をしている。




2006年07月07日 岩崎慧mixiブログにて。

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by black-bird-fly | 2011-09-17 01:42 | 日々のたわごと